ガザ配給所攻撃で死者300人 イスラエル軍の銃撃相次ぐ
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局は15日、米国とイスラエル主導で設立した「ガザ人道財団」の物資配給拠点周辺での攻撃による死者が300人に上ったと発表した。負傷者は2600人以上。財団の拠点付近では殺到する住民へのイスラエル軍の銃撃が相次いでいる。
パレスチナ通信によると、15日も財団の複数の配給拠点周辺で、物資を待っていた住民にイスラエル軍が発砲し、5人が死亡、多数が負傷した。
イスラエルによる大幅な搬入制限が続くガザでは、人道危機が悪化の一途。ガザ保健当局は医療品不足により、稼働する病院が医療の提供停止に追い込まれる危険に直面していると訴えた。