総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ（ブレイキングダウン）」の第１６回大会（７月、大阪）に向けたオーディションの模様が８日、公開された。元アウトサイダーの内藤裕が登場。“叛逆の悪童”レオと大乱闘を繰り広げた。

　酒に溺れ、膵炎５回経験したという内藤。「人生を諦めていた経験があり、今はもう２４時間強くなることだけを考えている」と語るレジェンドは、レオとの対戦を要求。レオは「お前、頭おかしいやん？」と吐き捨てると、内藤は「頭おかしいに決まってんやろ。今更か」。レオが「適当にその辺の奴らとやっとけ」と突き放すと、内藤は「押すなよ」とレオを突き飛ばした。レオは尻もちをつく形にとなって激高し、内藤に殴りかかって乱闘が勃発。「誰に手ぇ出してんだ」とすごむと、内藤も「殴っていいのかよ。ふざけんなこの野郎」と怒声を上げた。

　その後、内藤はスパーリングでレオに恨みをもつ喧嘩自慢の伊藤諒と対戦。強烈な右拳を当てて、ＫＯした。会場からは「内藤すげぇ」との声が上がった。直後にレオがリングに上がり、挑発すると、そのまま再び乱闘に発展。朝倉未来が「試合決定で」と、本戦での対戦を決めた。

　その後、内藤は過去にＫＧＢ（キング・ギャング・ボーイズ）という関東最強ギャング最高幹部だったことが明かされた。その後、更生し、格闘技に目覚めると、アウトサイダーでは朝倉海に勝った渋谷莉孔を撃破。前田日明氏に「内藤はプロ行って活躍する」と太鼓判を押されるほどの素材だったという。その後、酒に溺れ、「あと１カ月で死にますよと言われ」と生死をさまよったことも。再びリングに立つ決意を固めたという。