「光る君へ」直秀役俳優 半世紀逃亡した桐島聡容疑者描いた映画「桐島です」主演 多くのナゾ残し昨年死去 「恐怖半分」だったと明かす
俳優の毎熊克哉(38)が12日、都内で開かれた主演映画「桐島です」(7月4日公開)の完成披露上映会で、共演の北香那と原田喧太、高橋伴明監督、製作総指揮の長尾和宏氏とともに舞台あいさつを行った。
1970年代の連続企業爆破事件に関与したとして指名手配され、長い逃亡生活の末、昨年1月29日に死去する3日前に正体を明かした桐島聡元容疑者を描いた作品。
毎熊は「この映画が完成して届く時に、一体どんな反響があるんだろうなというのが、他の作品より、より強く(撮影した)当時から持っていた」と、昨年多くのナゾを残したまま死去した桐島元容疑者を演じた思いを述べた。
伴明組には初参加だったが、「実は、16年前か17年前か忘れちゃったけど、俳優をやってみようとなって初めてプロの現場に行ったのが伴明さんの作品で、エキストラで3日ぐらい参加していました」という過去を明かした。
「それがあったので、伴明監督が(毎熊を起用したいと)言ってくださってると言うだけで『やります』という感じなんですけど」と、オファーを快諾したよう。「ナゾに包まれた、つい最近まで同じ時間を生きて来た人物をやるのはめちゃくちゃ怖いこと」というためらいもあったが、「伴明作品でやる魅力の方が勝った。(俳優を)17年間頑張ったご褒美だと思って『やらせてください』と。現場で一度も監督と俳優としてやりとりがない俳優にこの役は不思議だな、と思いながらも、恐怖半分行くかという感じでした」と振り返った。
右手でつえを突いて登壇した伴明監督は、ナゾが多い桐島元容疑者の人生を映画化するにあたり、「知らないことが多すぎて、その分自由であったことは確か。知らないことにふんぞりかえってやった」と冗談めかして語った。
また、20代から70歳までを演じた毎熊を、特殊メイクではなく通常のメイクで老けさせたことには「特殊メイクで2回くらい失敗している。普通のメイクの方が自然に見えると経験上(分かっていた)。あと、男性の方が若い。70になっても元気な人が多くて、ちょうど良かったのではないか。(毎熊の演技も)狙い通りでしたね」と解説。
毎熊は「ゆうても自分、70代イケるかな?って心配はめちゃくちゃあった。鏡に映った自分を見て、見えるなって。何もしないで歩こうって歩きました」と話し、北も原田も太鼓判を押した。
毎熊は「この事件、全く知らなかったわという人も見られる映画になっていますし、いい疑問を持ったまま(見)終わる気がする。普通に青春映画を見に行くつもりで見に来てもらいたい」、伴明監督は「なんであの事件を起こしたのか?のままでいいと思う。分からないままに、こういう青春があったんだということをそれぞれが受け止めてもらえればいいんではないか。そこに理由を求めようとはしません。それで納得してもらえたら、桐島が浮かばれるんじゃないかなと思っております」と、メッセージを送っていた。
毎熊は昨年放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」で散楽の一員、直秀を演じ、大きな反響を呼んだ。
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