北中米W杯まで1年 長友佑都「選手として絶対ピッチに立つ」5大会連続出場へ 予選出場ゼロ「自分に悔しさ感じている」

 サッカーの2026年W杯北中米大会の開幕まで11日で1年を迎える。8大会連続出場を決めた日本代表で、前人未到の5大会連続出場を目指すFC東京のDF長友佑都(38)がこのほど取材に応じ、現在の心境を明かした。アジア最終予選では、持ち前の明るさでチームに好影響を与え史上最速の本大会出場決定に貢献。一方で、ここまで予選全9試合でベンチ外と悔しい日々を送っている。それでも「選手として絶対ピッチに立つ。諦めない」と、本大会まで走り続ける覚悟を示した。

  ◇  ◇

 -W杯まで残り1年。過去の大会時には焦りを感じることもあったというが、本大会までの1年間どう過ごしていくか。

 「やることが多い。本当にすべてのことをレベルアップしていかないとW杯のレベルには到達できない。もちろん焦りがないと言ったらうそになる。ただ、1年でしっかりとコンディションを合わせていけるという自信は揺るがない」

 -W杯までモチベーションがどう上がっていくか。

 「近づくにつれて上がっていくと思いますよ。ここからもう1年、残り半年も含めて何かちょっと違った自分になっていくんだろうなと。周りは僕を見て怖いなと思うような、覇気を出していくんじゃないかな」

 -これまでのW杯で培った4年周期のピークの合わせ方について、実績や自信があるのでは。

 「大事な時にはしっかりと自分がいい状態でピッチに立ってきた。ブラジルW杯の時は悔しい思いをしましたけど(1次リーグ敗退)、そこからいろんなものを整理して“大事な時には長友がいる、自分が立っている”と、証明してきたので。次もやれる自信があるんですよね」

 -10日に最終予選ラストマッチ。これまで予選出場ゼロだが、このままでは終われない。

 「もちろん終われない。ただ選んでるのは最終的に森保監督。監督に選ばせられてないという、僕自身に悔しさを感じている。自分自身もっとやらなきゃいけないし、やることが多くて悔しさしかない。ピッチに入ったらやれる自信はある」

 -森保監督からの信頼をどう感じているか

 「森保さんは、選手兼コーチも含めたいろんな役割ができるということを言ってくださっている。ただ、もちろん僕は選手として来ているし、盛り上げるだけのために来ているわけじゃない。サッカー人生が短い中で、代表の日の丸、日本代表という名誉を授かってる時間、日本代表のために戦える時間というのは、本当に僕にとってははかないというか尊い部分でもある。どんな役割でも今の自分にできることをこの日本代表のためにやりたい。でも、諦めないですよ。選手として僕は絶対ピッチに立つという強い気持ちはあります」

 ◆長友佑都(ながとも・ゆうと)1986年9月12日、愛媛県西条市出身。東福岡高から明大を経て在学中の08年にFC東京入り。10年からイタリア1部のチェゼーナ、インテル、トルコ1部のガラタサライ、フランス1部マルセイユでプレー。21年9月からFC東京に復帰。08年に日本代表デビュー。22年のカタールW杯で日本人最多に並ぶ4度目のW杯出場を果たした。歴代2位の国際Aマッチ通算142試合出場4得点。170センチ、68キロ。利き足は右。妻はタレントの平愛梨。

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