圧巻の15分「あんぱん」兄弟だけの魂の会話「もういっぺんシーソーに乗りたい」千尋の願いにネット号泣【ネタバレ】
12日に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」では、嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)の2人の会話だけの15分。千尋の悲痛な叫びにネットも泣いた。
この日の「あんぱん」では、小倉を訪ねてきた千尋と嵩が旅館の一室で語り合う。
千尋は京都帝大で友人たちが海軍に志願すると言いだし「みんなが行くのに、1人だけ行かないわけにはいかなかった」と仕方なく志願。対潜学校に入れられ、駆逐艦に乗る訓練をたたき込まれ、5日後には佐世保から駆逐艦に乗って南方へ出発するという。
嵩は「どうしちゃったんだよ、どうしてそんな落ち着いて」と激変してしまった弟に動揺。「俺にとっては世界でたった1人の弟なんだ!」と訴えるも千尋は「もうやめてくれ!」。
覚悟を決めている千尋は、愛する人、愛する国を守るために戦うと言い、寛(竹野内豊)の引き出しから出てきた手帳を渡す。そこから千尋は、今の思いを打ち明け出す。
もう一度したいことを聞かれると「もういっぺんシーソーに乗りたい」と幼い頃に兄弟で遊んだ空き地のシーソーを思い出し、のぶ(今田美桜)への思いも打ち明ける…。そして最後に「この戦争がなかったら!」と叫び、嵩は「絶対に生きて帰ってこい!」と抱きしめる。
この日は千尋の大学時代の回想、シーソーに乗っていた幼い頃の回想、あとは旅館の仲居こそ出てくるが、15分は兄弟の会話に終始。最後になるかもしれない2人の愛があふれる会話に、「あさイチ」朝ドラ受けで、大吉も「圧巻の15分」としみじみ。
ネットも「嵩と千尋、兄弟だからこその魂の叫び。『シーソーにもう一度乗りたい』で涙腺決壊」「千尋の魂の叫びに朝から泣きまくり」「今回の千尋には今年1番心を動かされた」「千尋の言葉が胸に突き刺さる」「涙と動悸が止まらん。千尋が背負っているものが多すぎる」など感動の声が上がっていた。