河本結 全米女子OP効果!超タフコース経験で進化 2打差4位浮上「99点のショットじゃだめ。100点じゃないと」痛感
「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第2日」(13日、六甲国際GC=パー72)
13位から出た河本結(26)=RICOH=が6バーディー、ノーボギーの66で回り通算9アンダーとして、首位と2打差の4位に浮上した。首位は同11アンダーの小祝さくら(27)=ニトリ=と岡山絵里が並び、1打差3位に神谷そらが続いている。
河本のゴルフが、2週前に挑戦した全米女子オープン選手権でアップデートされた。
予選通過を果たし、最終日は80と崩れたが36位に踏みとどまった。「超刺激的で、タフ」だったと振り返るセッティングを心から楽しみ「ナイスショットでも、狙いから1ヤードずれたら40ヤードも転がり落ちていく」と厳しさを体感。「99点のショットじゃだめ。100点じゃないと。これを日本でやれれば、ダントツ(のプレーヤー)になれる」という思いに至った。
帰国後は前週のヨネックス・レディースに出場予定も、体調不良で欠場した。「1週間のうち、6日間ベッドから出られませんでした」という病状だったが完治。すべてをリフレッシュして今大会に臨んだ。
大会アンバサダーの宮里藍さんによるコースセッティングも「藍さんなら打っちゃいけないところを作ってくる」と読み切り、7番では「あえてピンを狙わず」と、上り4メートルを残してバーディー。こうしたマネジメントに何度か「100点」のショットが伴った結果の好スコアだ。
次週の全米女子プロ選手権出場も決まっているが、今大会で2位以内に出場権が与えられるAIG全英女子オープンも「決めたい」と貪欲だ。勝てば昨年のNEC軽井沢72以来の3勝目。その大会以来の黄金世代通算51勝目となる。残り2日、自身も世代の記録も“上書いて”みせる。